IIMFのホットキー

本当は昨日のQEMUの-user-netについての情報を探すために、/var/logを見てみたが何もなく、ふと/var/log/iiim以下には何があるのかなとtabキーを押して、iiimf-le-toolsという実行バイナリの存在に気がついた。試しに実行してみると何やらホットキーが変更できそうだったが、--langオプションと--remove-hotkeyオプションの書式が分からない。Googleで検索すると以下のページがヒットし、喜び勇んでコマンドを実行するも、全く効果無し。

# iiimf-le-tools -g --lang ja --remove-hotkey 'space'
# /etc/init.d/iiim restart

次にヒットしたFedora Core 4のリリースノートの日本語訳には、次のURLが示されていた。 今まで得た情報から次のようにすれば良いことが分かった。
$ su
# iiimf-le-tools -g --lang ja --remove-hotkey 'space' --add-hotkey 'space'
# /etc/init.d/iiim restart
良く読めば分かるだろうが、SELinuxがenforcingモードで起動している場合は、-gオプションの付加は必須である。SELinuxのポリシーの問題らしい。この操作を実行した後は、半角/全角キー、Ctrl+Spaceキーでの日本語入力への切替えは不可能なようになった。正直、--remove-hotkeyオプションと--add-hotkeyオプションを同時に指定しなければならないことには、疑問である。Fedora Core 4では、デフォルトで(GTKアプリなら)それらのキー全部で切替えを行うことが出来るから、要らないものだけを削除しようと考えるのが普通だと思うのだが、思うように設定できたのでよしとする。今回思ったことは、リリースノートは良く読む必要があることである。更に問題解決を複雑にしたのは、iimf関係のドキュメントが標準でインストールされていなかったこと*1、$HOME/.Xresources、/etc/canna/default.cannaが無視されたこと*2である。ちなみに、iimxを使うアプリでは、$HOME/.Xresourcesに設定すれば良いようである。

*1:最近の更新でiiimf-docsパッケージが入ったが、iiimf-le-toolsについては触れられていない。

*2:default.cannaに関しては日本語入力を切替える箇所。もしかして、$HOME/.cannaが無視されるのはSELinuxのせいなのか。