QT without immodule

思い出したかのようにimmodule無しでQTのパッケージをビルドしてみた。FedoraのレポジトリーからSRPMをダウンロード、解凍の上、qt.specファイルの「%define immodule 1」を「%define immodule 0」としてRPMを作った。ようするに「あの」QT-immoduleを無効にしたわけである。QTアプリケーションがOperaのみである僕のような環境の人にしかお勧めできない。ビルド後--forceオプションを付けてパッケージをインストールし、/usr/lib/qt-3.3/plugins/*を削除しておく。そして、/etc/yum.confにqtを更新から除外するように指定しておく。
id:nobu_1026:20050703#p1には日本語入力が切れないと書いたが、今回も切れない時がある。だが、切れる時もあるため良く分からない。一つだけ確かなのは、jEditで日本語入力を切れない*1時はOperaも同様であるということである。逆にjEditで日本語入力の切替えがうまくできる*2時はOperaでも問題ない。この辺はiiimf関係っぽいのでおそらくkinput2を使ってしまえば問題なかろう。切れないといっても「GNOME 入力方式スイッチ」をマウスでクリックして操作すれば切替え可能であるからなんとかなる。今回前進したことと言えば、qtconfigでXIM Input StyleをOver the Spotにしてやれば、メール作成時のような複数行のテキスト入力時にも問題ないということである。On The Spotでは以前と同様の問題が発生する。
ともかく検索時に日本語が直接使えるようになって良かった。しかしながら、KDEを使っている人はこのような対処は出来ない。だから、static-qtなOperaを使わなければならない。static-qtのQTではTrue-Typeフォントが使えないなど少々古くさい。Opera社が大変なのは分かるが、互換性を犠牲にしてstatic-qtのQTのバージョンを上げて欲しいところだ。QT-immoduleへ対応するとかなり互換性を犠牲にすることになるだろし、QT4はまだ出たばかりだから、最善の策はこれである。Opera9では無理だとしてもOpera10が出る頃には何とかなるだろうと僕は思っている。すぐではなくとも良い。日本語入力がまともに出来ないまま数ヵ月堪えられるように、僕はOperaが好きだからだ。そういや、10周年記念パーティーの時にQT4対応はいつになりますかと質問受け付けIRCチャンネルに送った記憶がある。あれはどうなったのだろう。ログを見る限り見つからないから結局質問されなかったのかもしれない。

*1:JDK 1.5.0_05導入後例の設定をまだ行っていないためである。

*2:ここで誤解の無いように述べておくが、一般的なJAVAアプリケーションではなんの問題ない。日本語入力の切替えが云々はjEdit特有の現象である。