奨学金

日本学生支援機構の提供する「第一種奨学金(無利息)」に応募するため、経営企画室*1に必要書類を提出してきた。
id:nobu_1026:20050325#p3にあるように1年生の時の評定平均は丁度3.5であり、2年生の時は4.0であったから、高等学校又は専修学校高等課程の1年から申込時までの成績の平均値が3.5以上という条件を満たしているし、親の収入というものに関しても、察しがつくように、基準を満たしているようである。
この奨学金の申し込みというものは、まず高校の経営企画室(東京都の場合)に申し込み、書類をそろえてからもう一度出向き、渡された識別番号(いわゆるID)とパスワードを用いてインターネットで申し込みをした上、結果を印刷してもう一度提出するという手順を踏む必要がある。非常に面倒な手順ではあるが、仕方がないことである。
僕の受付番号の末尾が00014などとなっていたので、僕の学校では311人中20人弱程度の人しか申し込んでいないことになる。1割にも満たないのである。友人の親の職業を尋ね聞くに、公務員やら教師やら、果ては大学の講師などといった職に就いているものが多いらしいから、皆金には困らない生活をしているのであろう。*2僕の学校のような学力レベルにおいてはやはり親の経済力の影響が著しいのであろうか。
学力の差の拡大の一因は親の経済力にあると見る向きもある。ある意味でそれは正しい。金があれば好きなだけ塾に行ける*3だろうし、勉強する環境を整えることも容易になろう。しかし、それが本当に正しいのだろうか。我々の世代の若者が努力を怠るようになってきた結果ではないのか。その真偽は、来年の3月に僕の入試の結果を以って示されることになる。
受かると良いな、入試も奨学金*4も。

*1:改革なのかどうか知らないが、未だに頭の中では事務室である。

*2:しかしながら、恵まれた環境というものが必ずしも良い方向に働くとは限らない。痛みを知らないものが人を思いやることが出来ないのと同様である。疲れを知らないものが人をねぎらうことが出来ないのと同じである。

*3:僕は塾に行ったから成績が伸びるというのは、本当に幻であると思っている。努力の結果成績が伸びるのである。手段が塾に通うことであれ、自宅で勉強することであれ。

*4:第一種に落ちたとしても第二種に採用されるという可能性は残るのであるが。