Opera 9.0 Preview 2 for Linux

昨日の内にダウンロード・インストールを済ませ、設定をいじっていたところであったのだが、幾つか気付いた点があるので書いておく。
9.0tp1ではいろいろとバグが発見され、2つ程報告してあげた覚えがあるが、どちらも直っていなかった。id:nobu_1026:20051022に書いたように、Bitstream Vera SansをNormal Fontに指定し、Hiragana, Kanji, KatakanaにIPAPGothicを指定するとやはりIPAGothicで表示される。しかたがないので、ipag.ttfを削除してみたが状況は変わらず。キャッシュが残っているのかもしれない。それともIPAPGothicなのにプロポーショナルになっていないとでもいうのだろうか。まだ確証は持てないが、個人的にはFtWWが怪しいと見ている。ここでFtWWを明示的に有効にするとフォントとの間隔が変化する部分*1があるのである。ちなみに、id:nobu_1026:20051230で書いたバグも健在。あと「>>」がデフォルト出でないのも。*2マイナーなバグだからすぐ修正されると思ったんだけどな。残念。
でも、

Opening downloaded and attached files now uses the system defined application, falling back to kfmclient in KDE and gnome-open in Gnome.

Removed the Motif dependency. Motif is no longer required to use plug-ins.

あたりは評価できる。上の方はメーリングリストでも議論されていたから、それが生きた形になったようだ。下の方は以前から評判がよろしくなかったので開発チームがやっと本腰を入れたということか。あとはサイト別設定が本格的に導入されたあたりが個人的には嬉しいところ。通常はJavaScriptやpluginはオフにしているからこういう機能は必要なのである。
しかしながら、Adobe Readerプラグインは以前同様、%{_bindir}/opera あたりのスクリプトをいじる必要がある。対処法はid:nobu_1026:20050617辺りを参考に56行目をいじる。*3依然として「undefined symbol: XtCalloc」が出るのである。もうMotifは必要無いはずなんだけど、これはAdobe Reader側の問題ということか。ついでに、id:saiton:20060207:1139301423 に書かれているように9.0tp2ではRPMのインストール時に6.sharedでもエラーが出てアイコンがインストールされない。この2つの問題を解決するために、今まで使っていたスペックファイルを流用して対処。詳しくは以下のスペックファイルを参照。
SPEC: http://www.h4.dion.ne.jp/~nobu-10/packages/SPECS/opera-plugins-1.3-1.spec

*1:ログアウト ヘルプなどのメニューが表示されている場所とか。

*2:まさか出さないのがデフォルトになってしまったのだろうか。

*3:個人的にはRPMの%postや%postunでスクリプトを実行させた方がバージョンアップに便利だとは思う。