発掘

 旅行から帰った次の日、すなわち9/13(土)から6/16(火)までは、日吉キャンパスで発掘のバイトをしてきた。以前、日吉キャンパスの工事に伴う発掘・調査に参加させていただいたことがあったので、その縁で今回も参加させていただいた。ただ、今回は建設計画があるというわけではなく、学術研究のためであるらしい。しかしながら、工事関係者・通行人からは、掘削場所が花壇ということもあって、「一体何を植えるのか。」とよく質問された。 :-) 確かに、外部の人間から見ると土を掘り返しているようにしか見えないだろう。1日目から4日目までの作業概要は次の通り。

  • 1日目: 5トレ掘削。とにかく掘ったものの、掘っても掘っても石ばかり。途中コンクリート片、土管の破片等が出てきたので、過去に産廃を投棄したのかもしれない。
  • 2日目: 5トレのセクション図・平面図の作成。7トレ・8トレの平面図の作成。
  • 3日目: 1トレ掘削終了後、8トレの埋め戻しを行う。掘るのには非常に時間がかかるが、埋めるのはほとんど一瞬の出来事である。少しもの悲しい感じがする。その後、1トレのセクション図を作成。
  • 4日目: 午前中は弱い雨が降っていたため、前日までに出土した土器片の洗浄を行う。午後になって雨がやんだので、1トレの平面図を作成し、1トレ・3トレの埋め戻しを終了時刻の17時ぎりぎりまで行う。その後、急いで日吉駅に向かい2コマのバイトをこなす。

 日頃は「ホワイトカラー」なバイトをしているが、この4日間だけは「ブルーカラー」労働者であった。と言っても、セクション図*1や平面図*2を作る実測の仕事が多かったので、肉体労働の量は他の人々と比べると少なかったかもしれない。そうはいっても、実測は初めてだったので、図の書き方から計測の方法に至るまで毎回学ぶところが多かった。このような機会を提供して下さった某教授には感謝申し上げたい。なお、本当はもう少し詳しく書きたいのだが、関係者の皆様にご迷惑をおかけしてはまずいので、詳細は伏せさせていただく。

*1:簡単に言えば、掘った穴を横から見るとどう見えるか、を作図する。1区画の断面図のようなもの。

*2:該当区画を上から見るとどう見えるか、を作図する。