ID3タグの文字コード

BMPx 0.32.0がFedora Core 5にも導入出来るようになった*1ので早速導入したのだが、そこで問題が発生した。ID3タグの文字コードに関するものである。Windowsをメインに使っていた頃から、MP3ファイルのID3タグはSuper Tag Editorを用いてShift_JISでID3ver.1/2ともに書き込んでいた。そして、
以前は、XMMSのコードを引きずるBMPに備わっている、Shift_JISからUTF-8へタグ情報を変換するオプションを設定してタグ情報を文字化けすること無く表示させていた。しかし、BMPxにはID3タグの文字コードを変換させて表示させる機能はまだ実装されていない。そこで、これを機に文字コードShift_JISからUTF-16へ変換することにした。
まず最初に見つけたツールは「SuperTagEditor改 Plugin Version(STEP)」であったが、なぜか変換操作を行ってもUnicodeに変換出来かった。UTF-8/16両方を試したが駄目だった。仕方がないので、別のツールを求めて検索すると、「ID3Uni」というソフトを見つけることが出来た。
ID3Uniを起動後、変換するファイルをドラッグアンドドロップし、「ID3v2の文字コードを変換」ボタンをクリックする。以下のように設定して「変換」ボタンをクリックする。これでID3タグの文字コードShift_JISからUTF-16に変換することが出来た。大変うれしかったのだが、一つ残念なのはサブフォルダまで一気に読み込ませる機能が全く無いことだ。

本当に変換されたのか確かめるために、先述のSTEPを起動し、変換したファイルを開いてみると、以下の画像*2のように表示される。

なお、文字コードをこのようにしてUTF-16に変換してしまうとBMPXMMSなどのアプリケーションでは文字化けする。文字コードUTF-8へ変換するオプションを設定しても駄目だ。しかしながら、NautilusではきちんとファイルのプロパティからID3タグ情報を表示させることが出来る。

少し検索した限りではID3v1ではISO-8859-1、ID3v2.xではバージョン間で違いはあるもののUTF-16が基本のようだ。もはやShift_JISエンコードされたID3タグを文字化けせずに表示させるような機能は、適切な変換ツールがあれば必要ないと思われる。

*1:gstreamer-universeをインストールして実現しているので素のままでインストール出来るわけではない。

*2:拡大された画像は、http://my.opera.com/Nobu/albums/showpic.dml?album=219&picture=2146549 にある。